相続した実家の値段だけ知りたい。でも平日は電話に出られず、家族にもまだ話していない。そんな人向けです。
先に結論
- 送る前に決めるのは、何社に・どの手段で連絡をもらうかです
- 仲介の査定額は、売れる金額の約束ではありません。根拠を聞きます
- 相続した家は、登記が済んでいるかを先に確かめます
送ったら電話が一斉に来る。先に決める3つ
一括査定は、フォーム1つで複数社に届き、各社が同時に電話してきます。送ったあとでは、連絡の量を減らせません。
- 社数:減らせるなら減らします。机上査定が3社あれば、幅は分かります
- 連絡の手段:備考欄に「連絡はメールで」と書きます
- どこまで進むか:机上査定で止めるか、訪問まで進むか。決めないと流れで訪問が入ります
連絡を止める窓口があるかは、申込前にプライバシーポリシーで確かめます。
用意する書類は4つ
| 書類 | 取れる場所 |
|---|---|
| 登記事項証明書 | 法務局(オンラインも可) |
| 公図・測量図 | 法務局 |
| 固定資産税の納税通知書 | 毎年春に届く |
| 購入時の契約書 | 買ったときの書類一式 |
購入時の契約書がないと取得費が分からず、売ったあとの税金で不利になることがあります。
仲介の査定額は「見立て」。聞く3つ
仲介の査定額は「この値で募集できそう」という見立てです。
- 近くで実際に成約した価格を出せるか(売り出し価格ではなく)
- 売り出しから成約までの期間の見込み
- 売れないとき、いつ・いくら下げる提案をするか
3つ目を最初に聞くと、高い査定で契約を取ってあとから値下げ、という流れを避けられます。
買取は、提示額をそのまま受け取ります。見るのは、契約不適合責任が残るか、決済までの日数、測量や境界確定が条件になっていないかです。
媒介契約は3つ。報告は2週間に1回か、1週間に1回か
| 他社にも頼めるか | 自分で見つけた買い手 | 報告の頻度 | |
|---|---|---|---|
| 一般媒介 | 頼める | 直接契約できる | 定めなし |
| 専任媒介 | 頼めない | 直接契約できる | 2週間に1回以上 |
| 専属専任媒介 | 頼めない | 業者を通す | 1週間に1回以上 |
専任と専属専任は、レインズ(指定流通機構)への登録が義務です。一般媒介は複数社に頼めますが、どこも本気で動かないことがあります。
仲介手数料は法律で上限が決まっています。800万円以下の物件には、2024年7月1日から特例の上限があります(税込・国土交通省)。
つまずきやすい4つ
ここは、読み飛ばさないでね
- 相続登記が前の名義のまま:査定は受けられますが、売買では必ず要ります。司法書士か法務局へ
- 共有名義なのに、ほかの共有者の同意がない
- 雨漏り・シロアリ・境界の争いを隠す:あとで責任を問われることがあります。先に伝えれば条件の話にできます
- 「検討します」と答えて連絡が続く:「今回は見送ります」「他社に決めました」で足ります
やることは1つ
フォームを送る前に、送る社数と「連絡はメールで」を決めてください。
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